BCA/MBLA講演ツアー紀行文
“MBLA 2005”受賞者
2006年MBLA講演旅行 東京大学大学院薬学系研究科 教授 金井 求
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2006年10月11日から29日にかけて、第2回Merck-Banyu Lectureship Awardを受けて米国に講演ツアー(タイトル:CatalyticAsymmetric Construction of Tetrasubstituted Carbons Using Chiral Rare Earth and Copper Catalysts)をおこないました。以下が私の日程です。10月13日University of Chicago(山本尚先生);14日University of Wisconsin(Prof. Kiessling);16日Merck in Boston(Dr.Goulet);17日Harvard University(Prof.Evans);18日Boston University(Prof.Schaus);19日MIT(Prof. Danheiser);20日Boston College(Prof. Hoveyda);23日Merck in Rahway(Dr. Tschaen);25日Stanford University(Prof. Trost);27日Scripps(Prof. Baran, Prof. Nicolaou)。各講演先で少なくとも4~5人の教授や研究員と議論をするわけで、これほど密度の濃い充実した日々はなかなか体験するのは難しいと思われます。実際この講演旅行で知り合った特に若手のprofessorや研究者達とは、現在も親しく交流が続いております。年齢が近いこともあり、彼らのペーパーが一流誌に掲載されるたびに喜んだり、刺激を受けたりしています。
2006年の受賞から3年を経た現在でも、この講演旅行のことは鮮明に記憶しています。私の研究者人生において、最も楽しい思い出の一つであり、ステップアップのきっかけになっていると考えています。第1回から第5回までの5人のMBLA受賞者を含め、将来の受賞候補者や講演旅行で知り合った若手研究者たちは、間違いなく未来の有機合成化学を先導していく人材であると確信しています。実際に徐々にそうなって行っていることを肌身で感じますし、そうならなければこの分野の進歩は望めません。私もその一翼を担えるように、さらに精進したいと考えております。
2006年の受賞から3年を経た現在でも、この講演旅行のことは鮮明に記憶しています。私の研究者人生において、最も楽しい思い出の一つであり、ステップアップのきっかけになっていると考えています。第1回から第5回までの5人のMBLA受賞者を含め、将来の受賞候補者や講演旅行で知り合った若手研究者たちは、間違いなく未来の有機合成化学を先導していく人材であると確信しています。実際に徐々にそうなって行っていることを肌身で感じますし、そうならなければこの分野の進歩は望めません。私もその一翼を担えるように、さらに精進したいと考えております。
最後にこのような機会を与えていただいた、Merck万有の方々、受賞の対象となった研究を指導していただいた柴崎正勝先生、実際に研究をおこなってくれた学生やポスドクの方々に心から感謝申し上げます。