BCA/MBLA
講演ツアー紀行文
BCA/MBLA講演ツアー紀行文
“MBLA 2023”受賞者
MBLA講演ツアーを終えて 大阪大学大学院工学研究科
准教授 星本 陽一 |
「研究者はどこかクレイジーでなければいけない」というEric Jacobsen教授の言葉が、今も夢見心地の脳内をずっと巡る。MBLAツアーで出会った偉大な研究者たちは、誰もが独自の研究哲学をもち、個性に満ちた最高にカッコイイ分子を紹介してくれた。連日、磨き抜かれた現代の錬金術に触れ続け、舞い上がった気分になった。同時に、自分たちの分子は負けず劣らず格好良く、個性に満ちていると自負を持って確認できた。
今回のツアーでは、ドイツ、スイス、米国、カナダに属する12の大学・研究機関を4週間かけて訪問し、我々に独自なホスフィンオキシド置換型N-ヘテロ環状カルベン (PoxIm) とデザイン型トリアリールホウ素の研究成果について講演させていただいた。ネクタイも着けずジャケットだけ羽織り突撃訪問してしまったが、形式張らない自由な雰囲気の中で、教授から学生まで多くの研究者達と率直な意見交換ができた。
MBLAから帰国後、これからの研究を、どう磨いていこうか、と妄想してワクワクしている。世界中のクレイジーな研究者たちとクレイジーさを競う、高度な競争が待っている。特定のアルファベットと多角形の組合せで、世界は変えられるし、面白くなる。重要なことは、時にはそれらの記号・図形を使うことなく、研究の面白さや重要性を他者へ適切に伝えるチカラを鍛えること、と諭していただいたことも忘れない。他の誰でもない自分たちだけのクレイジーさを武器に、今後も新たな化学の開拓に挑戦していきたい。
最後に、長年にわたり若手研究者の一人として期待し、激励し続けてくださいました大津会議組織委員会の山本先生、柴崎先生、丸岡先生、そしてMSD生命科学財団の鈴木博士、内田さんに心より御礼申し上げます。また、選考に携わっていただきました先生方、恩師の生越專介先生、そして共に夢を追い続けてくれた学生・ポスドクの皆様に深く感謝いたします。本当にありがとうございました。
今回のツアーでは、ドイツ、スイス、米国、カナダに属する12の大学・研究機関を4週間かけて訪問し、我々に独自なホスフィンオキシド置換型N-ヘテロ環状カルベン (PoxIm) とデザイン型トリアリールホウ素の研究成果について講演させていただいた。ネクタイも着けずジャケットだけ羽織り突撃訪問してしまったが、形式張らない自由な雰囲気の中で、教授から学生まで多くの研究者達と率直な意見交換ができた。
MBLAから帰国後、これからの研究を、どう磨いていこうか、と妄想してワクワクしている。世界中のクレイジーな研究者たちとクレイジーさを競う、高度な競争が待っている。特定のアルファベットと多角形の組合せで、世界は変えられるし、面白くなる。重要なことは、時にはそれらの記号・図形を使うことなく、研究の面白さや重要性を他者へ適切に伝えるチカラを鍛えること、と諭していただいたことも忘れない。他の誰でもない自分たちだけのクレイジーさを武器に、今後も新たな化学の開拓に挑戦していきたい。
最後に、長年にわたり若手研究者の一人として期待し、激励し続けてくださいました大津会議組織委員会の山本先生、柴崎先生、丸岡先生、そしてMSD生命科学財団の鈴木博士、内田さんに心より御礼申し上げます。また、選考に携わっていただきました先生方、恩師の生越專介先生、そして共に夢を追い続けてくれた学生・ポスドクの皆様に深く感謝いたします。本当にありがとうございました。