オーガナイザーから

第33回万有福岡シンポジウム
エクセレント有機分子の設計、合成、応用

第33回万有福岡シンポジウム Organizer
九州大学大学院理学研究院 桑野 良一
Co-Organizer
九州大学先導物質化学研究所 谷 文都
 万有福岡シンポジウムは九州・山口地区の研究者が国内の一線級の有機化学者の講演を気軽に楽しむことができ、研究者間の交流を深めることができる非常に貴重な機会です。このシンポジウムは1991年から始まり、以降、途切れることなく開催されてきました。しかし、2020年の3月から始まった新型コロナウイルス感染症の蔓延によって大人数が集まるイベントの開催が制限され、このシンポジウムも2020年、2021年はオンラインで開催され、九州・山口地区の研究者が交流する機会が失われてきました。2022年になり、Organizerをはじめとする多くの関係者のご尽力で、会場とオンラインのハイブリッドで開催にこぎつけましたが、密集を避けるために会場での参加者数も限られ、交流を促進するEvening Mixerの開催は見送られました。今回、コロナ前の研究者間の活発な交流を取り戻すべく、交通の便にすぐれた九州大学医学部百年講堂に会場を戻し、会場のみでの開催とし、Evening Mixerを復活させることにしました。以前のように多くの研究者が同じ空間に集い、ともに講演やポスター発表を現地で楽しみ、積極的に意見交換や交流ができるようになることを願っています。
 今回、シンポジウムの完全復活に相応しい4名の先生に講演をお願いしました。いずれの方も世界的に高く評価され、私たちが楽しめる研究成果を披露していただけるものと確信しています。また、今回はMBLAを受賞された山次先生による講演も行われます。我が国の新進気鋭の研究者によるこの講演が、多くの学生、若手研究者にとって刺激となることを期待しています。

 最後に、本シンポジウムの開催に多大なるご支援を賜りましたMSD生命科学財団に心より感謝申し上げます。また、組織委員会、座長、アドバイザリーボードの先生方のご協力に厚く御礼申し上げます。

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