21回万有札幌シンポジウム
Organaizerからのメッセージ

第21回万有札幌シンポジウム オーガナイザー
教授 高橋 保 (北海道大学触媒化学研究センター)
高橋 保先生写真

北海道地区で有機化学に携わる研究者にとって、毎年7月初頭に開催される万有札幌シンポジウムは初夏の大切な行事としてすっかり定着しております。近年では毎回300人を超える参加者を集める一大イベントとなった本シンポジウムは、昨年20周年を祝い、本年より新たに次の20年を歩み始めることになります。この間、長年にわたりご支援をいただいている(財)万有生命科学振興交流財団に深く感謝申し上げます。

本年のシンポジウムは「有機化学の新しい挑戦」をテーマとして掲げ、有機化学の広い分野から講師の方々をお招きしました。近年の社会的ニーズの広がりに伴い、有機化学に期待される分野の裾野がますます広がって来ております。そこで本年のシンポジウムでは、素反応開発、天然物合成、医薬品合成といった、伝統的に万有シンポジウムのテーマとなってきた分野に加え、新たな志向として生物無機化学、有機機能性材料の研究に携わっている先生方にも講演をお願いしております。

本シンポジウムは、次世代の有機化学を担う若手研究者の育成を一つの目的に掲げており、若手研究者のPoster賞やBest Discussion賞なども企画されています。シンポジウムに参加される学生・博士研究員諸君は、こういった趣旨をご理解の上、積極的に討論に参加する事により、本年のシンポジウムを楽しんでいただきたく思います。


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