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シンポジウム BANYU SYMPOSIUM

第22回 万有仙台シンポジウム
有機合成化学における新物質・新手法・新思想

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第22回万有仙台シンポジウムOrganizer

東北大学原子分子材料科学高等研究機構(WPI)・大学院薬学研究科 教授 山口 雅彦

有機合成化学は有機小分子を作り出す知識と技術です。従って、このためのより優れた方法論を提供することが使命です。ただし、現代の有機合成化学の意義はこれを超えるものであって、物質を理解する手段を提供することも重要な課題です。Richard Feynman "What I cannot create, I do not understand." 有機物質を合成しながら性質がわかってくるので、新しい機能と思想が生まれます。「なにを作るか、なぜ作るか、どうやって作るか」から始まって、「どのような性質をもつのか、高い機能を持たせるにはどうするか」さらには「分子とはなにか、物質とはなにか」という複雑で多岐にわたる課題に解答を与えることができます。加えて、「高等教育における有機合成化学の役割」も考えなければならないと思われます。今回は様々な思考法で有機合成化学にアプローチする機会にしたいと思います。

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