組織委員の会議冒頭の挨拶では、大津会議参加者は日本学術振興会特別研究員の中から選ばれたエリート、つまり「金の卵」であり、この中から将来ノーベル賞受賞者が生まれることを大いに期待することが述べられました。
参加者による講演では、これまでの研究成果に加えて、将来の方向性や研究計画を紹介することが求められ、自身の研究を中長期的に展望した上で、研究プロポーザルとしてまとめる良い機会となったようです。さらに、ますます国際化が進む状況においては英語による高度なコミュニケーション力が不可欠と考え、これらの講演と質疑は全て英語で行われました。
組織委員による特別講演では、研究テーマ設定や研究プロポーザルにおいて重要な点、研究に対する姿勢、研究費の獲得戦略等が紹介され、研究者としてのキャリアを今後開拓する参加者にとっては大変興味深い内容でした。
また、ラウンドテーブルディスカッションでは、「有機化学に新分野を拓く」をテーマに、「20年後の有機合成化学」、「我が国のとるべき道」についてグループ討論が行われました。このようなテーマに関してじっくりと考え、議論する機会は、普段の研究生活ではなかなか得られないため、夜遅くまで白熱した議論が行われ、参加者からも大変好評でした。
会員番号 | 氏 名 | 所 属 |
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001 | 伊藤英人 | 北海道大学大学院理学院 |
002 | 溝口玄樹 | 北海道大学大学院総合化学院 |
003 | 齋藤 望 | 東北大学大学院 薬学研究科 |
004 | 藤原栄人 | 東北大学大学院薬学研究科 |
005 | 田中 亮 | 東京大学大学院工学系研究科 |
006 | 藤間達哉 | 東京大学大学院薬学系研究科 |
007 | 長谷川康晴 | 東京工業大学大学院理工学研 |
008 | 松本有正 | 東京大学大学院理学系研究科 |
会員番号 | 氏 名 | 所 属 |
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009 | 上木佑介 | 名古屋大学大学院工学研究科 |
010 | 大町 遼 | 名古屋大学大学院理学研究科 |
011 | 阿野勇介 | 大阪大学大学院工学研究科 |
012 | 岩井智弘 | 京都大学大学院工学研究科 |
013 | 永縄友規 | 京都大学大学院理学研究科 |
014 | 林 一広 | 京都大学化学研究所 |
015 | 藤田友紀 | 九州大学大学院工学府 |
016 | 吉原大輔 | 九州大学大学院薬学府 |
集合写真 |
ディスカッション |